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まゆみの英語表現法(Q176)
レストランで料理を持ち帰りたいときは、英語で何と言えばいい?
アメリカ圏のレストランで、そこでは食べずに持ち帰りたいときにはどのように表現したらよいですか?
ファストフードや残り物の持ち帰りの経験はあるのですが……。
(兵庫県・ややさん)


to goやtake ~ outを使って表現できます

英語圏のレストランでの「料理持ち帰り」に関する表現ですね。段階を追って回答しましょう。
そのレストランが注文した料理を持ち帰り用にパックしてくれるかどうかが分からない場合は、まず、そういったことが可能かどうかを尋ねるのが礼儀です。
例えば、Will it be possible to take this dish out?(この料理を持ち帰ることは可能でしょうか?)や、I'd like to order this, but will it be possible to make it to go?(これを注文したいのですが、持ち帰り用にしていただくことは可能でしょうか?)のように尋ねます。
take ~ outで「持ち帰る」、to goで「持ち帰り」を表しています。

そのレストランで持ち帰りサービスがあることを既に知っている場合は、Could you make this to go?(これを持ち帰り用にしていただけますか?)や、I'd like to take this out.(これを持ち帰りたいのですが)のように言うとよいでしょう。

ちなみに、レストランで食べきれなかった料理を持ち帰りたいときは、May I have a doggy bag?(持ち帰り用の袋をいただけますか?)と言います。
doggy bagはレストランで残した料理を入れる袋のことで、体裁上、犬に食べさせるような言い方をしたことからできた言葉です。
このように表現すれば、パックなどを持ってきてくれるか、店員さんが持ち帰り用に包んで持ってきてくれます。



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まゆみの英語表現法(Q177)
「私も」を表す表現の使い分けを教えて
「私も」という表現として、me too, me as well, me neither, neither am I, so do I …という言葉を聞いたことがあります。
me neitherやneither am Iは否定文で使われるというのは知っているのですが、そのほかの違いがよく分かりません。使い分けを教えてください。
(東京都・パトちゃんさん)



「私も(~です)」か「私も(~ではありません)」で大きく2つに分かれます

英語には、「私も」を表す表現がたくさんあるため、使い分けがややこしく感じられますね。
英語では、「私も(~です)」か「私も(~ではありません)」かによって、表現が大きく2つに分かれます。
相手の肯定的な発言に対する「私も(~です)」は、Me too. やSo ~ I. を、相手の否定的な発言に対する「私も(~ではありません)」には、Me neither. やNeither ~ I.を用います。

Me ~. で答える例は次のとおりです。
1.
A) I like coffee. (私はコーヒーが好きです)
B) Me too. (私も[コーヒーが好きです])
2.
A) I don't like coffee. (私はコーヒーが好きではありません)
B) Me neither. (私も[コーヒーが好きではありません])


So ~ I. や Neither ~ I.は、相手の使った動詞(助動詞)の種類と時制に合わせて、~に来る語を使い分けます。

be動詞の場合、
1.
A) I'm tired. (私は疲れました)
B) So am I. (私も[疲れました])
2.
A) I'm not tired. (私は疲れていません)
B) Neither am I. (私も[疲れていません])
のようになります。

一般動詞の場合はdoやdidに置き換えます。
1.
A) I have a dog. (私は犬を飼っています)
B) So do I. (私も[犬を飼っています])
2.
A) I don't have a dog. (私は犬を飼っていません)
B) Neither do I. (私も[犬を飼っていません])
という具合です。

助動詞は、
1.
A) I can play the violin. (私はバイオリンを弾けます)
B) So can I. (私も[バイオリンを弾けます])
2.
A) I can't play the violin. (私はバイオリンを弾けません)
B) Neither can I. (私も[バイオリンを弾けません])
となります。

me as well という表現もご提示くださいましたが、これは通常、「その上、~もまた」という追加的な意味を表します。I’m a teacher and a writer as well.(私は教師であり作家でもある)と、文末にas well とするのが一般的です。

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まゆみの英語表現法(Q178)
英会話で、誘っているのにmaybeを使っていいの?
英語で誰かを誘う際、時々maybeを使っているのを耳にしますが、誘っているのに「たぶん~」というのはおかしな気がします。
ネイティブスピーカーはどういうニュアンスで使っているのでしょうか?
例えば、If I come to Tokyo, maybe we can have a coffee. I'm free tomorrow ... or maybe Tuesday. という文です。
(神奈川県・ミーガンさん)



控えめに誘いや助言を表す際にもmaybeを使います

maybeは「たぶん、もしかしたら」という意味で、確率の低さを表すときに使われますが、「~かもしれないですね」と誘いや助言を控えめに表すときにも使われます。
例えば、We should cancel the trip.だと、「(私たちは)旅行を取りやめた方がいいよ、取りやめるべきだよ」と主張した感じですが、Maybe we should cancel the trip.とすれば、「(私たちは)旅行を取りやめた方がいいかもしれませんね」とやわらかく提案している響きになります。

ご質問の、If I come to Tokyo, maybe we can have a coffee. は、「私が東京へ行った際には、よかったらコーヒーでもご一緒しませんか?」と控えめに誘っています。maybeがないと、「私が東京へ行った際は、一緒にコーヒーでも飲もうよ」ぐらいのニュアンスです。 I'm free tomorrow ... or maybe Tuesday. のmaybeは、確率の低さを表していると思われます。
「明日は(確実に)空いています。火曜日もたぶん大丈夫だと思います」というニュアンスです。

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まゆみの英語表現法(Q179)
過去形と過去進行形の使い分けがよく分かりません

例えば、I read a book yesterday. という文をI was reading a book yesterday. と過去進行形にすることはできるのでしょうか? 
気になるのは、yesterdayがあるので過去形の方がよいのかという点です。また同様に、I was reading a book last week.も可能でしょうか?
(京都府・英語の森さん)



進行中だった行動や状態を表す必要がある時は過去進行形を使いましょう

英語文法的には、I read a book yesterday. / I was reading a book yesterday. のいずれも可能です。
過去進行形がふさわしいのは、「~したとき……していた」というような状況、例えば、I was taking a bath when you called me.(あなたが電話をくれたとき、私はお風呂に入っていました)や、I was vacuuming when the earthquake occurred.(地震が起きたとき、私は掃除機をかけていました)という場合です。
when ~ の部分がなくても、状況的に、時間的幅を持たせたうちの「一時点」に焦点を当てていれば、過去進行形が適切です。
例えば、I was living in London this time last year.(去年の今ごろはロンドンに住んでいた)は、去年1年間のうち、この時期はロンドンにいたというニュアンスです。
I was studying at 9:00 this morning.は今朝という幅の中で、「9時の時点では勉強をしていた」というニュアンスです。

ご質問の、I read a book yesterday.(昨日読書をした)は、単に昨日の出来事を述べているにすぎませんが、I was reading a book yesterday.は、話者がここ数日の様子を頭に描いていて、その中で「昨日は読書をしていた」という感覚で使っていると考えられます。
I was reading a book last week. についても同様です。
簡単に言うと、過去の時点に進行中だった行動や状態を表す必要がある時は過去進行形で、そうでない場合がないは単純過去で表すのが自然です。


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表現を増やす英会話教材(Q180)
「テレビを見る」を英語会話で、see (a) TVと言わないのはどうしてですか?
「映画を見る」をsee a movie、または、watch a movieと言うのに対し、「テレビを見る」はwatch a TVとは言いますが、see a TVと言わないのはどうしてですか?
(埼玉県・Yachiさん)


英語のseeとwatchの動詞のイメージを確認しましょう

seeとwatchのイメージが分かると違いを理解しやすくなります。
矢印で表すとすると、seeは矢印が目に向かっているイメージ、watchは矢印が目から外へ向かっているイメージです。
つまり、seeは意識していなくても自然と「~が目に入る、~が見える」という意味で、watchは意識を対象物に向けて「~をじっと見る、~を注意して見る」という意味です。

「映画を見る」の場合、映画館で見る場合はsee a movie、家で(DVDなどで)見る場合はwatch a movieを用いるのが一般的です。
映画館のスクリーンは大きく、映像が目に飛び込んでくるイメージからseeがふさわしいのです。
一方、家で見る場合は、テレビにしてもパソコンにしても、そこに意識を向ける必要があるのでwatchを用います。

英語で「テレビを見る」の場合は、watch TV(aは不要)と言います。
テレビはリビングルームの一角などに置いてあることが多く、意識をテレビに向けて見るため、seeではなくwatchが適切です。
お分かりいただけましたか?

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英語表現(Q181)
(Q181)「○○泣かせ」は英語でどう言えばいいですか?
石原先生、はじめまして。「コンビニ店員泣かせ」とか「下請け泣かせ」などの「○○泣かせ」はどのように表現すればいいですか? よろしくお願いします。
(長野県 みたきちさん)


nuisance、problem、painといった語でニュアンスを伝えましょう

英語には、「~泣かせ」にぴったりの表現がありません。
したがって、意味の近い言葉で妥協したり、説明的な表現で表したりすることになります。
その中で使えるのは、「手を焼く人(物)」を表すnuisance、「悩みの種」を表すproblemやpainなどです。
例えば、「人泣かせの雨だ」と言いたいなら、This rain is a pain.となります。
This rain is a real pain. とrealを入れて強調してもいいですね。
「医者泣かせの患者」はnuisance patient for a doctorとなります。
「親泣かせの息子」なら、a son who is a problem to his parentsと表します。
親が他人に自分の息子のことを、「親泣かせの息子でして……」と言う場合は、He's a problem son. と表現するとよいでしょう。
この場合のproblemは「問題の、始末に負えない」という意味の形容詞です。

ご質問の「コンビニ店員泣かせ」はa nuisance to convenience store staff、「下請け泣かせ」は、a nuisance to subcontractorsのように表してはどうでしょう?
 nuisanceを形容詞で用いて、a nuisance customer to convenience store staff(コンビニ店員泣かせの客)や、a nuisance parent company to subcontractors(下請け泣かせの親会社)などと具体的に表しても、はっきりしていいですね。

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英語表現(Q182)
(Q182)It could have been worse.の意味は?
It could have been worse.の意味を教えてください。
また、英語で現在完了にbeenがつくのは、どのような場合ですか?
(香川県・まつんさん)



「そのぐらいで済んでよかった」「まずまずだった」という意味です

英語の、It could have been worse.は直訳すると「もっとひどくなり得た」で、そこから「(もっとひどくなり得たけれども、実際は)そう大したことなかった」、「そのぐらいで済んでよかった」「まずまずだった」などといった意味に広がります。

現在完了のbeenについては、<have been(+冠詞)+名詞>、<have been+形容詞>、<have been+動詞の-ing(進行形)>、<have been+動詞の過去分詞形(受け身)>を覚えておくとよいでしょう。
名詞の例: It has been a pleasure to talk with you.(お話できて楽しかったです)、 形容詞例: I have been busy.(私はずっと忙しい)、動詞の-ingの例: I have been studying English for 10 years.(私は英語を10年勉強しています)、動詞の過去分詞の例: I have been invited to the party.(私はそのパーティーに招待されています)という具合です。

ちなみに、It could have been worse.は形容詞のworseが続いているパターンですね。
これはIt could be worse.(もっとひどくなり得る→大したことない、まずまずだ)を過去形にしたものです。

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英語表現(Q183)
(Q183)友達に「今日は何時に帰るの?」と聞きたい
友達に英語で「今日は何時に帰るの?」と聞くとき、どう言えばいいですか?
また、go home, go back home, get homeの違いは何ですか?
(海外 yuriさん)



What time are you going (back) home today? でOKです

友達に、英語で「今日は何時に帰るの?」と尋ねるには、What time are you going back home today?と表現します。
What time are you going home today? と言ってもOKです。

backが入ると「(家に)戻る」というニュアンスが多少強くなりますが、基本的にはどちらも同じように使えます。
get homeは「家に帰る」というより「家に着く(到着する)」という動作が強調されます。
よって、What time are you getting home today? と聞くと、「今日は何時に家に着きますか(着く予定ですか)?」というニュアンスになり、あまり自然とは言えません。
get homeがピッタリくるのは、Can you e-mail me when you get home.(家に着いたら電話してね)やI got home 10 minutes ago.(10分前に家に着きました)のような状況です。
ちなみに、What time are you -ing? の代わりに、What time are you going to+動詞の原形? とすることもできますが、その日の帰宅時間を既に決めてあると仮定して尋ねているので、What time are you -ing? がより適切です。

もう2点補足すると、英語で「今日は何時に帰るの?」と家に残る家族がこれから出掛ける家族に尋ねる場合は、What time are you coming (back) home today? となります。
また、「今日」が「今夜」を指している場合は、todayをtonightにした方がよいことも一緒に覚えておきましょう。

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英語表現(Q184)
(Q184)besideとexceptはどちらも「~以外に」という意味?
英語のbesideとexceptはどちらも「~以外に」という意味ですが、どのような違いがありますか。
(岡山県・MAさん)



besidesは通常、否定文や疑問文で用います

besideとexceptの違いは?というご質問ですが、「~以外に」を表すのはbesideではなく、besidesです。
besideは「~のそばに」や「~と比べると」という意味になるので注意しましょう。

besidesは通常、否定文や疑問文で用います。
No one agreed besides me.(私以外は誰も賛成しなかった)、Who is your favorite actor besides Brad Pitt?(ブラッド・ピットのほかに好きな俳優は誰ですか?)という具合です。

一方、exceptはevery, all, each, any, noなどが前にくるのが一般的です。
例えば、The store is open every day except Monday.(その店は月曜日を除いて毎日開いています)や、All the friends except Sara are single.(サラ以外の友達はみな独身だ)という具合です。
ちなみに、exceptの代わりにbutを用いることもできます(exceptの方が除外のニュアンスが強い)。

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表現を増やす英語上達法(Q185)
英会話での、仮定法過去完了について質問です
仮定法過去完了について質問です。
日本語でも「早く走れていたら」や「上手に泳げていたら」と言うことがありますよね。
Ifの後に続くのは原則、had+過去分詞ですが、ここに、If you could've run faster, you could've... のように助動詞を入れることはできますか。
もし、この形が不可でしたら、If you had been able to run faster, you could’ve... は可能ですか?
(福岡県 ルミさん)



英会話での、仮定法過去完了のパターンを理解しておきましょう

仮定法過去完了がよく分からないという学習者の方のために、まず、パターンを見ておきましょう。
英語会話での、仮定法過去完了は一般に、<If+主語+had+過去分詞形, 主語+would've [could've/might've] +過去分詞形.>という形を取り、「(あの時)~していたら、……だっただろう[できていただろう/だったかもしれないのに]なぁ」を表します。
例えば、If I had studied hard, I could've passed the test.([あの時]しっかり勉強していたら試験に合格できていただろうになぁ)という具合です。

ご質問は、このIf節で<had+過去分詞形>の代わりに、<could've[could have]+過去分詞形>が使えるかどうかということですが、答えは、「使えます」。
つまり、If you could've run faster,で、「(あの時)あなたがもっと早く走れていたら」を表すことは可能です。
そして、If you had been able to run faster, も可能です。
ひとことで言うと、「(あの時)~できていたら」と表す場合、<If 主語 could've+過去分詞形,>と<If 主語 had been able to+動詞の原形,>のいずれも可能です。
英会話では前者の方がよく使われます。
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